大人って何?
@gaaamii さんにオススメしていただいた
エッセイ漫画を読んだ。
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 単行本
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目次
- 30歳ってすごく大人だと思ってた
- 仕事をがんばることが大人だと思ってた
- 正解を知っていることが大人だと思ってた
- 自分はもう少し大人だと思ってた
- 少しずつ「大人であろう」と思っている
大人
目次に見受けられる「大人」という文字が語るように、このエッセイ漫画は
「大人」という言葉がキーワードとして存在する。
子供の頃に見た周囲の大人たち、社会に出てから見た周囲の大人たち、
大人になった年齢の自分、自分が理想とする大人像。
「自分はちゃんとした大人になれているか」って常に自問自答しながら
仕事のキャリアや家庭と向かい合う作者の姿が目立ちます。
大人?
そもそも大人って何だろう?
大人ってワードは実在する誰か個人を差した言葉ではなく概念だから、
人によって想像する大人像が違うはずだ。
Wikipedia の大人
Wikipedia には大人についてこう記述されている。
1.十分に成長した人。成人。
2.考え方や態度が十分に成熟していること。思慮分別があること。
1についてはつまり20歳を超えた人間のことだ。
20歳未満ならば子供、20歳以上なら大人。ここでの大人とは境界値を述べただけに過ぎない。
2について。考え方や態度が十分に成熟している、つまり考え方や態度が
歳月を感じられるほど積み重ねている状態。そしてそれが周囲の人間から認められている状態だ。
(周囲から認められているというのは結構重要なファクターだと思う。人から理解されない考えを
積み重ねてきた人は、この社会では大人と扱われるよりむしろ奇人・変人として扱われることが多いと思う。)
そして思慮分別がある、つまり知識を豊富に持ち、かつその知識を活用して適切な判断を下すことができること。
私の中の大人
そもそも私は「大人になりたい」とか「今の自分は大人としてどうか」といった事を考えたことがない。
大人というのはどうやら周囲に認められるような行動や振る舞いをして、それがきちんと周囲に
認められる必要があるらしくて、天性のあまのじゃくな私は「うわぁ、私には向いてない!」と
思って、そうそうに大人像を目指して頑張ることを諦めた。
市場経済制度で回っているこの日本では、当然転職市場・恋愛市場なんかも
市場経済制度で回っており、市場経済制度ではコモディティの価値はどんどん低く見積もられ、
希少な人間の需要が上がる中、なぜ人と同じ方向に努力しなければならないのか、
とさえ思う。
大人は大人でなければならない?
大人になる事が向いてないなら無理して向かなくてもいいんじゃないの。
少なくとも私は大人という枠に囚われない人が好きですし、
社会も最近、多様性のある社会というものに変わってきてるらしいです。
おわり
話が大変ずれて、おそらく作者さんが伝えたい事とは関係がなくなってしまいましたが、
この本は内容自体はコミカルなエッセイ漫画です。
仕事のキャリアや人生の方向について考えてる人にぴったりの内容だと思っています。