まるまるこふこふ

数々の次元が崩壊し、全ての生命が塵と化すのを見てきた。私ほどの闇の心の持ち主でも、そこには何の喜びも無かった。

2004年からタイムワープしてきたけどWeb技術のトレンドの推移に驚いてる

タイトルは釣りです。タイムワープはしてません。

2004年頃に、ISPが提供してるレンタルサーバー
CGIスクリプトを作ってワーイワーイしてました。

その後色々あって Web技術とは無縁の生活を送ってました。

それで2014年のいまさらになってWeb技術のトレンドを追おうとしたら
ちんぷんかんぷんになったので、頑張って調べました、勉強しました。

せっかくなので、私目線でこの10年の間にどういう技術的推移があったのか
まとめてみました。

オワコンというのはトレンド的に誰も彼もが話すような内容では
なくなったよねーという意味であって、技術自体をdisる意図はありません。

オワコンになったもの

CGI

2004年当時はそもそもCGIが当たり前だった。
Perl で検索すれば必ずCGIの文字がついてきたし、
CGIで検索すれば Perl の文字が出てきた。

各所でCGI配布サイトが乱立してた。

mod_perl

FastCGI とか SpeedyCGI とかも。
最近は Plack(PSGI) みたいな文字に置き換わってるらしい。

2004年当時の私としては「mod_perlかー。うちのレンタルサーバー対応してないなー」
くらいの感じだった。

レンタルサーバー

レンタルサーバー借りて、FTPでHTMLファイルとかJPGファイルを
アップロードして……みたいなこと誰もやらなくなってた
(いや個人サイトではまだやってるんだろうけど)

infoseek とか aaacafe みたいな無料レンタルサーバー屋が
サービス終了してて悲しい気持ちになった。

VPS

まだ全然オワテナイけど、AWSのトレンド具合を見るに、
そのうちオワコンになるんじゃないかなって思ってる。

当時からオワコンだったもの

Jcode.pm

当時から Encode.pm を使おうねみたいな風潮には既になってた。

jcode.pl

こっちもEncode.pm を使おうみたいな風潮にはなってた。
ただ一部 perl4 のまんまのレンタルサーバがあったり、
@nifty みたいに perl5 なのにモジュールの使用が禁止されてる
サーバーもあったので、CGI配布サイトはほぼ jcode.pl で文字エンコードしてた。

cgi-lib.pl

CGI.pm を使おうねみたいな風潮になってた。
ただ前述の理由と同じ理由で、CGIなんかではよく使われてた。

jperl

Jcode.pm とか Encode.pm があった

perl4

当時の最新バージョンは Perl5.8.x だった記憶がある。
ただそれでも一部のレンタルサーバーでは perl4 が動き続けてた。

それに伴って、一部のCGI配布サイトでは、未だにデフォルトの
モジュールすら一切使ってなかったし、
my ではなく local でローカル変数を宣言してた。

変わったもの/新しく出てきたもの

データベース

MySQL とか PostgreSQL とか当たり前に使うようになった。
いや、2004年当時は DB が使えるレンタルサーバーは少なかったから
みんな当たり前のようにデータはファイルに保存してたんですよ……
open して、 flock して close して。
(flock はOS依存だったから mkdir とか symlink でロックファイル作るスクリプトもたくさんあった)

Moose

Moose のおかげで JavaC# のような記法で
オブジェクト指向プログラミングができるのは本当にスゴイと思った。

2004年当時も「オブジェクト指向しよう!」みたいな風潮はあったけど、
use base したり bless したりで、あくまで
"スクリプト言語が無理してオブジェクト指向をマネている"感が強かった。

VimEmacs

なんか宗教戦争に発展するくらい、テキストエディタとして
主流になってたし、みんな使ってる。

2004年頃はテキストエディタといえば TeraPadサクラエディタだったし
vimUNIX系OS のConfigファイルをいじるときに使うコマンド感がハンパなかった。

JavaScript

Web ページにちょっと彩りをつける程度で、言語と呼べばバカにされるような
存在だった JavaScript がここまで流行るとは思ってなかった。

Ajax って言葉はWeb技術から離れた私にもかろうじて聞こえてきた。

WAF/イベント駆動

この辺は Perl のトレンド技術っぽい。
Catalyst がいつの間にかオワコンになってて、Mojolicious とか Amon2 みたいな
ワードを良く見るようになった。

nginx

まだまだ Apache のシェアは高いらしいけど、nginx の文字をよく見るようになった。

GitHub

一番驚いた。誰も彼もがよくわからない英語のサイトに
自分の書いたコードをアップしてて、pull とか request とか
謎のワードが飛び交っていた。

Subversion すら知らなかったので本当にびっくりだった。

おしまい

Rails とか Python とか Node.js とか Hadoop, Memcached, Redis みたいなのも
相当びっくりしたけど、疲れたから筆を置く。